車のない生活もいいと思います

1年前、10年近く乗っていた軽自動車を処分しました。保険料や車検を考えると経済的にも厳しいし、交通の便の良い市内に引っ越したかったけれどなかなか決断できずにいました。実家が田舎だったので車は必須だったので、車のない生活が想像できなかったからです。

けれど、運よく転職先が市内に決まったのをきっかけに気持ちも変わりました。引越し先もバス停や市電の近くにして、車は知人に譲りました。最初はどうなるか心配でしたが、案外やっていけるものです。自転車があれば大体のことは済むし、遠くてもバスがあります。実家にはレンタカーで行くようにして、出費を抑えることが出来ました。レンタカーも1年間で5回しか借りていないけれど、今のところ事故も起こしていません。ハンドルを握れば感覚を思い出すのでやっぱり運転自体は好きなんだと思います。よく音楽を聴きながら遠出していました。

レンタカーを借りて実家に帰るたびに、実父の将来に不安を感じます。病気や怪我で急に運転出来なくなったときが困るからです。そうなったら家から出ることも難しくなります。特に実家は限界集落に近いかもしれません。そんな中では心配なので「市内で一緒に暮らそう」と話をしたことがあります。

私が実家に帰れば済む話ですが、だからといって結局は私が老いたとき同じことになります。そこは避けたいと思い、一生懸命伝えたつもりが、本人の考え自体は違ったようです。「この窓から見える景色が好きだから離れたくない、月や星が綺麗に見えるから」と言ってました。生まれ育ったその家や村が心から好きなんだと思います。

私にはただの暗闇にしか見えないし、人の気配がなさすぎて気味が悪いです。何を優先するかは、今の時代、家族であれ口出すべきではないのかもしれません。私も実父と同じように自分の人生は自分で決めようと思いました。車はないけれど、自分の希望に近い生活が出来ているのでいいのかもしれません。